公立入試の理科について(今年は平均点が高くなる??)
今日は福岡県の公立入試の理科(H26)を解きました。
さて、この理科の平均点がH26の福岡県ではかなり低いです。
この理由として考えられるのは1つ。
採点方法が特徴的であった。
ということです。
福岡県の公立入試では、問に対する答えが2つ以上設定されていることが多く、
全て正解で⚪︎⚪︎点。という問題が多いです。
例題を見てみましょう。
【問題】
炭酸水素ナトリウムの熱分解について化学反応式を示し、
発生した気体は何か答えよ。
さらにその気体を石灰水に溶かすとどうなるか答えよ。
(解答)
① 反応式 : 2NaHCO3 → Na2CO3 + CO2 + H2O
② 発生した気体 : 二酸化炭素
③ 石灰水にとかすと : 白くにごる
したがってこの場合には①〜③まで全て正解しないと点が与えられません。
つまり、石灰水に溶かせば白くにごるという簡単なことは理解していても、
反応式で間違えれば0点ということが多いのです。
よってH26年はとくに平均点が低いです。
さて、去年はというと、採点方式が修正されていました。
おそらく今年も去年同様でしょう。
去年より内容が簡単になる可能性もあります。
そうすると平均点が上がると予想されます。
よって、理科が得意でない方は、ここで大きな差を付けられると、
偏差値に大きく影響しますので、今のうちに基本問題は特に強化しておくことでしょう。
理科・社会などの暗記が多い科目なら、今からでも間に合います。
というより今から点が上がるのはこの2科目でしょう。
英語・数学は今からでは劇的には変わりません。
公立試験までもうわずかです。
最後の追い込み、頑張りましょう!!!